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冷え症のあなた!その原因は血管の老化かもしれません

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寒いこの冬の時期、冷え性で辛い思いをされている方は多いと思います。

入浴したり温かい飲み物を飲んだりして対策されている方が多いのでは?と思いますが、根本的な改善につながっていない方がほとんどではないでしょうか。

なぜなら冷え性の原因として“血管の老化”が挙げられるからです。

その場合、入浴や温かい飲み物を飲むことは一時的な対策でしかなく、根本的な改善をするには血管を若返らせなければなりません。

「血管って若返るの?」、「どうすれば若返るの?」、こういった疑問を持たれる方もいることでしょう。

そこで今回は、血管の老化と冷え性の関係性とはどういったことなのか、そしてどうすれば根本から冷え性を改善できるのか、それらに関してお話していきたいと思います。

血管の老化って何?

老化は誰でも嫌なものですよね。

受け入れがたいものですが、年齢を重ねていくにつれて誰にでも起こります。

例えば筋肉。

使っていなければ二の腕がたるんでしまったり、お尻が垂れてしまったりなど視覚的にもわかるほど衰えていってしまいます。

こういった部位は日常生活で使う機会が少ないので、目に見えて落ちやすいわけです。

血管も例外ではなく、使っていないと柔軟性が乏しくなって硬くなってしまいます。

「毎日血液が流れているから使っているんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、ここでは少々意味合いが違います。

ここでの“血管を使う”というのは、適度な運動を行って血流を良くするということであり、筋肉と同様に負荷をかけなければ血管も老化してしまうということです。

血管の老化と冷え症の関係性とは?

血管と言っても色々とあり、動脈と静脈、そして毛細血管があります。

その中でほとんどの割合を占めるのが毛細血管になるのですが、毛細血管は細胞に熱や酸素、栄養を運ぶ働きがあるため、冷え症の重要なカギを握っているわけです。

毛細血管の働き

  • 細胞に熱や酸素、栄養を届ける
  • 細胞から老廃物や二酸化炭素を回収する

こういったことから毛細血管が老化して硬くなると、血液の循環が悪くなって細胞に熱などを届ける働きが鈍くなってしまうので、結果的に冷え症になってしまうわけですね。

そのため毛細血管を老化させないこと、若返らせることが冷え症を根本的に改善することになります。

しかし、こう思われる方もいるのではないでしょうか?

「老化した毛細血管って若返るの??」

一度硬くなってしまった毛細血管が柔らかくなるイメージはしづらいかもしれませんが、毛細血管も筋肉と同様、普段から適度な運動をすることで若返らせることができるのです。

血管を若返らせる適度な運動って?

適度な運動と聞くと、「きつそう」、「苦しそう」、「続かなそう」、などイメージがあると思いますし、多くの方が苦手意識を持っているのではないかと思います。

しかし、すでにお話した通り根本から冷え性を改善するためには、適度な運動が必要です。

適度な運動を行うことで毛細血管が活性化され、傷んでいる血管が修復される、悪玉コレステロールが血管に付きにくくなる、そういった若返りの効果が生まれるからですね。

そこでここでは誰でも自宅ででき、きつくない運動をご紹介していきますので、ぜひ試してみて下さいね。

自宅でできる血管を若返らせる適度な運動

  • その場ウォーキング
  • グーパー運動
  • ストレッチ

その場ウォーキング

ウォーキングは全身運動になり、幅広い年齢層の方が取り組める適度な運動の1つです。

しかし、寒い冬の時期は外に出るのが面倒になる方も多いと思います。

そういう場合は自宅で「その場ウォーキング」をしましょう。

その場ウォーキングでもフォームをしっかりすればウォーキングと同等の効果を得ることができますので、以下を意識して取り組んでみて下さい。

その場ウォーキング

  1. 両足を肩幅に開いてまっすぐ立ちます
  2. 左腕(右腕)と右の太もも(左の太もも)が床と水平になるまで上げます
  3. ①の姿勢に戻ります
  4. 右腕(左腕)と左の太もも(右の太もも)が床と水平になるまで上げます

この①~④までの手順を1分くらい続けます。

数セットできるとより効果的になりますので、3セットくらいを目安にしましょう。

グーパー運動

グーパー運動は、手の指と足の指を開いたり閉じたりする運動です。

全身運動ではないですが、体の一番末端となる手足の指を動かすことで毛細血管の若返り効果を期待できます。

グーパー運動

  1. 椅子に座って両手を肩の高さまで前方に挙げ、足は床から浮かします
  2. 手足の指をゆっくり閉じたり開いたり10回繰り返します

足の指を上手く開いたり閉じたりすることができない方もいると思いますが、その場合は床にティッシュやタオルなどを置き、それらをつまむようにすると指を動かしやすいかと思います。

ストレッチ

ストレッチは運動のイメージは無いかもしれませんが、しっかり行うと汗をかきますし、意外に運動の効果を得ることができます。

筋肉を伸ばすことで血管も伸ばされ、筋肉だけでなく血管にも柔軟性が生まれるんですよ。

では、どこをストレッチすればいいのかというと、大きい筋肉は足に多くありますので、足のストレッチを重点的に行うと効果的です。

1日2回、太ももやふくらはぎを中心に10分くらいの時間をかけてストレッチするといいでしょう

ただ、単純に筋肉を伸ばせばいいというものでもないので、以下2点に注意してストレッチを行って下さい。

ストレッチを行う際の注意点

  • 痛みの出ない範囲でストレッチを行う
  • 呼吸は止めずにリラックスして行う

危ない冷え症とは?

血管を若返らせる適度な運動をいくつかご紹介しましたが、危ない冷え症についても知っておいた方がいいのでお話しておきましょう。

血管の老化によって冷え症になってしまう方の中には、激しい血圧の変動を伴う方が少数います。

実はこの激しい血圧の変動を伴う方は、健康診断などで血圧の異常が見られないケースが多いので、本人も自覚がないケースがほとんどです。

しかし、脳梗塞になる危険が潜んでいるので注意して下さい。

血圧の計り方をちょっと工夫するだけで激しい血圧の変動があるのかどうか確かめられますので、冷え症の自覚がある方は次の計り方で血圧を測ってみましょう。

危ない冷え性をチェックする血圧測定法

  1. 座って血圧を測る
  2. 一度立つ
  3. 座って①と同様に血圧を測る

このように一度血圧を測ってから立ち上がり、そしてまた座って血圧を測るだけです。

そして2回血圧を測った上の血圧の数値が、15以上差があれば激しい血圧を伴っている可能性がありますので、数回測って15以上の差が出ているようであれば専門医を受診しましょう。

まとめ

今回は血管の老化や若返らせ方などについてお話してきました。

冷え症の原因が血管の老化である場合、ここまでお読み頂いていれば温かい飲み物を飲むなどの一時的な対処では、根本から改善できないことはもうおわかりですよね。

そして、普通に生活しているだけでは血管はどんどん老化していく要因になりますので、老化しないように適度な運動を習慣化していきましょう。

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