スポーツ選手がケガをしたときに、プールに入ってリハビリをするというのは、聞いたことがある人も多いかと思います。
プールの中では、下半身にかかる負荷が軽減されて、ケガをしていても運動しやすいというメリットがあります。
ここでは、ケガのリハビリに水泳がおススメの理由を詳しく説明していきます。
「ちょっと腰が痛くて、、、」
「筋肉痛がひどい」
「膝の調子が悪い、、、」
など、体に不調を感じるときもプールはおススメです。
お通いのスポーツクラブにプールがある場合には、ぜひ活用してケガや不調を改善していきましょう。
この記事の目次
リハビリとは
出典:https://www.photo-ac.com/
リハビリという言葉はだれしもが聞いたことがあると思います。
そもそもリハビリは「リハビリテーション」という言葉の略語になります。
語源はラテン語の「rehabilitare」で「再び(re)人間らしい状態にする(habilitare)」という意味になります。
「人間らしい状態にする」というのは、ちょっと大げさな気もしますが、ケガをした場合には、元のケガをする前の状態に戻すという意味になります。
リハビリは障害の方などにも使われる言葉ですが、今回の記事ではケガをした方にのみ限定して使わせていただきます。
プールでリハビリをするメリット
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なぜ、スポーツ選手などはリハビリでプールを使用するのでしょうか?
プールでリハビリをするメリットは様々です。
ここでは、一つずつ詳しく説明をしていきます。
浮力が体にかかる負担を軽くしてくれる
水の中では浮力が働きます。
浮力のおかげて水の中で私たちの体重は10分の1まで下がるのです。
体重が軽くなるおかげで、膝や足首、腰にかかる負担も軽くなります。
体にかかる負担が少ない分、プールの中ではさまざまな動きが可能となり、リハビリに最適だと言われています。
水の抵抗が適度な負荷を作ってくれる
プールの中では水の抵抗がかかります。
陸上のように早く走ろうとしても、まったく早く走れません。
これは、水の抵抗によるものです。
早く走ろうとすればするほどに抵抗は強く体に働きかけます。
この、抵抗は「ゆっくり動かせば弱く、早く動かせば強く」体にかかります。
これは、自分に合わせて負荷を変えることができるということです。
ケガをしたときには、安静が必要ですが、ある程度回復したら筋肉を鍛えることも必要になります。
自分に合わせて負荷を変えることができるプールの中での運動は、リハビリに最適だと言えるのです。
泳げなくても大丈夫!
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プールの中でのリハビリはとても良いことだと説明してきましたが、
「泳げないから私にはできない」
と感じて人もいるでしょう。
もちろん泳げることはとても良いことですが、プールの中では走ったり、歩いたりすることも十分に効果があります。
ビート板キックもとても良いです。
特にケガをしている場合には、痛みが伴い泳げない場合もあると思います。
この時には、ぜひプールで歩いたり走ったりしてみましょう。
それだけでも十分に運動ができ、リハビリにもなります。
リハビリをするうえで大切なことは「無理なく動かすこと」です。
ケガの調子と相談しながら運動を行ってください。
まとめ
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みなさん、今回の記事はいかがだったでしょうか?
リハビリということでけがをしたことを前提に書かせていただきましたが、もちろん怪我をしていない方にもプールでの運動はおススメです。
私自身も学生時代にはたくさん怪我をしていましたが、社会人になってプールに携わる仕事をするようになりもっと早くプールの良さを知ることができていれば…と思うことがたくさんあります。
プールは老若男女誰にでもおすすめできる場所ですので、ぜひ今まではプールにあまり入らなかった方も、これを機にプールに足を運んでみてはいかがですか?
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