美や健康を維持するために食事がとても重要だということは誰でもが知っていることだと思います。
しかし、食品に含まれる栄養素は炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素のほかに、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を含めると、約45~50種類ほどあるといわれています。
私たちが健康を保つためには、それら数多くの栄養素を過不足なく、バランス良く摂取することが重要です。
しかし、ひとつですべての栄養素がバランス良く含まれる食品はありません。
そこで大切なのが、「できるだけ多くの食材」を「ちょうど良く組み合わせて食べる」ことです。
日々このようなバランスの良い食べ方をすれば、健康保持に必要となる栄養素でも、自然とバランス良くとることができるようになるのです。
この記事では、どうすれば栄養バランス良く食事をとれるかを考えていきたいと思います。
この記事の目次
すべての栄養素をバランス良く、適量とることが大切
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身体に必要な栄養素は約45~50種類あり、これらを不足なくとることは大切です。
だからといって、過剰にとることも危険。
不足すれば欠乏症、とりすぎると過剰症になってしまいます。
栄養素は単体で働くのではなく、ほかの栄養素と共働します。
炭水化物、たんぱく質、脂肪の三大栄養素も、ビタミンやミネラルが充足していて、初めてスムーズに代謝されます。
自分に必要な栄養素の量を知り、適量をとりやすくするために考えられたのが、食品群や料理郡による組み合わせです。
多様な食品をとってこそ、栄養素が満たされるのです。
使う食品数が少なかったり、食品が偏っていたり、欠食したり、食事を疎かにしてしまうと、栄養素のバランスが乱れやすくなります。
また、いわゆる「ばっかり食い」をしたり、サプリメントに頼りすぎて栄養素をとりすぎてしまうと、過剰症が起こる可能性も出てきます。
現代の食生活では、砂糖類や脂質がおおく過剰摂取されがちです。
その反面、食物繊維やビタミン、ミネラルの中には不足がちなものもあります。
食品群や料理郡を活用して、普段の食事をバランス良く食べ、健康な身体を作りましょう。
美肌を作るなら1にたんぱく質、2にオメガ3
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たんぱく質不足が老化汚肌の元凶です。
たんぱく質は体内でアミノ酸に分解され、筋肉や骨、臓器、血液、そして皮膚や髪の毛、爪などの構成要素をつくる主成分になります。
また、ビタミンやミネラルなどを血中で運搬するのもたんぱく質の役割です。美肌のベースとなる肝心要の栄養素なのです。
オメガ3は、DHA・EPA・αリノレン酸などの脂肪酸のことです。
血液をサラサラにして細胞膜を柔らかくし、肌や体の炎症を抑えます。
ニキビや赤み、肌荒れを予防するほか、女性ホルモンのバランスを整える働きもある、まさに美養食です。
たんぱく質が多い食品を紹介します。
肉、魚、卵や、納豆、豆乳などの大豆製品、乳製品にたんぱく質が多く含まれます。
オメガ3が多い食品は、イワシやサバなどの青魚、亜麻仁油、えごま油、くるみに多く含まれます。
これらの食品が毎食含まれるようにするのがベストです。
美容の悩み(乾燥肌)を改善
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乾燥肌とは肌の水分や皮脂が不足した状態を言います。
粉がふく、カサカサする、洗顔後に肌が突っ張るなどの症状があり、顔のほか、皮脂の分泌が少ないすねやひざ、ひじなどにもみられます。
人間の身体をつくっているたんぱく質が不足した場合も、肌のハリや健康が損なわれます。
加齢やホルモン、食生活の乱れ、紫外線や急激な温度・湿度の変化、ストレスなど原因はさまざまです。
症状を緩和・予防する食事のポイントを紹介します。
一つ目はたんぱく質とビタミンCを一緒にとることです。
コラーゲンの生成を促すには、たんぱく質とビタミンCを一緒にとるのが効果的です。
二つ目はビタミンAをとると肌にうるおいを与えます。
皮膚や粘膜を維持するビタミンAは、皮脂腺や汗腺の働きを高めて肌にうるおいを与えてくれます。
三つ目はビタミンEをとるといきいきした肌になります。
血液の循環を促し、全身に栄養を届ける作用があり、血色の良い、みずみずしくいきいきをした肌へと改善してくれます。
新陳代謝を促す食生活で肌の健康を取り戻しましょう。
まとめ
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いかがでしたか?
美容や健康のために食事は必要です。
まずは、特定の栄養素を多く摂るよりもバランスの良い食事を心がけることが大切になります。
不快な症状や病気の中には、栄養素の過不足が原因になったり、食事で症状が改善されたり調子が整ったりするものもあります。
健康を維持するために必要な栄養素の量を知り、バランス良く栄養素をとって健康で長生きできるような食生活を送っていきましょう。
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