今回の記事はダイエット中の塩分についてです。
実は、塩分をたくさん摂りすぎてしまうと体重が減らなくなることがあるのです。
「炭水化物を減らして食事管理をしている、運動もしっかり行っている。それでも体重が減らない」という経験はありませんか?
これは停滞期にもある現象ですが、もしかしたら塩分の摂りすぎかもしれません。
今回はダイエット中に塩分で体重が減らなくなるメカニズムと対処法についてお話します。
ぜひ最後まで読み進めてみてください。
この記事の目次
塩分を摂りすぎるとなぜ体重が落ちないのか?
塩分を摂りすぎると体重が落ちなくなる原因は「むくみ」です。
塩分をたくさん摂ると体がむくみます。これは体が水分を溜め込んでいる状態です。そのため、体重が減らないのです。
塩分を摂りすぎると体がむくんでしまう理由
私たちの体の中にある細胞は、塩分の濃度を均等の保とうと働きます。
塩分が多いと濃度を下げるためにたくさんの水分が必要になりますよね?
結果として、たくさんの水分を体の中に取り込んでむくみの原因になるのです。
むくみの誤解
ここで気を付けてほしいことがあります。
それは「水分をたくたん飲んだからむくむ」というのは誤解だということです。
塩分の摂りすぎ等、むくみの原因がなければ水分をたくさん飲んでもむくみません。(もちろん過剰に水を飲んではいけませんが)
反対に水を飲まないでいるとむくみの原因になります。
水分は普段からしっかり摂るようにしましょう。
むくみは代謝も下げる
体の中では、新しい栄養素を運んだり、古り老廃物を排出したりと活動を行っています。
これはリンパの働きです。
しかし、水分をたくさん取り込んだ「むくみ」の状態では、リンパの流れが悪くなり、働きが悪い状態になります。
この状態では代謝も悪くなり、痩せにくい体質になってしまいます。
むくみの状態を確認する
むくみを知る方法は以下のチェックリストを確認してみてください。
- ふくらはぎがパンパンになる
- ふくらはぎに靴下の後がしっかり残る
- 夕方になると靴が窮屈になる
です。
むくみは下半身に出やすいためふくらはぎを確認してみると良いでしょう。
塩分を摂りすぎないための注意点
塩分を摂りすぎないために気を付けたいことは、しょっぱいものを控えるの一点です。
といっても腑に落ちないですよね?
塩分を摂りすぎないための基本は
- 食事の味付けは薄味に
- スナック菓子、加工品など塩分の多いもの控える
となります。
調味料である「しょうゆ」「みそ」「ポン酢」「ソース」「マヨネーズ」は塩分が多めに入っているので、使う量を減らすように調整しましょう。
調味料を多めに使い料理の味付けを濃くしてしまうと、ご飯の量が増えることもあるため、味付けは薄味が好ましいです。
野菜にかけるドレッシングですが、ノンオイルのものは塩分が多めになるのでこれも注意が必要です。
また、スナック菓子にも塩分が多く入っています。ダイエット中はスナック菓子は我慢するのがベターですね。
意外なところで「かまぼこ」や「ソーセージ」など加工品も塩分は多めとなります。
「コンビニの食べ物」は日持ちさせる目的で塩分や糖分が多く入っていることが多いので、食べ過ぎに注意が必要となります。
ダイエット中はこれらの食材をできる限り控えるように調整すると良いです。
塩分を排出するためにはカリウムを多く摂る
体の中で塩分濃度とバランスを摂るのはカリウムというミネラル分です。
先ほど、簡単に細胞の濃度の話をしましたが、厳密に言うと
- 細胞の内側はカリウム
- 細胞の外側はナトリウム(塩分)
となっています。
簡単にお話すると、細胞の外側の塩分であるナトリウムを摂りすぎると、内側のカリウムとの濃度のバランスを保つために水分を溜め込んでしまいます。(水でナトリウムを薄めてカリウムと濃度のバランスをとる)
そこで、内側のカリウムを多く摂るとカリウムとナトリウムのバランスが良くなり、水分を溜め込まずに排出されるという仕組みです。
もちろん「カリウムをたくさん摂ったから、大好きなスナック菓子をたくさん食べても良いよね」というのは間違いです。
どちらも適正な量にするのが理想になります。
カリウムを多く含む身近な食べ物は
- 切り干し大根
- パセリ
- ほうれん草
- 枝豆
- モロヘイヤ
- アボカド
- バナナ
- キウイ
- 海藻類
- キノコ類
といったところです。海藻やキノコは料理に使いやすく、カリウム以外の栄養素も豊富なため積極的に食べたい食材です。
また、枝豆やほうれん草などの野菜類は味付けに塩や醤油を含むため薄味にすることに気を付けましょう。
バナナやキウイなど果物にもカリウムが含まれるのでデザートにフルーツを適量食べるのはおすすめです。
塩分で体重が減らなくなる原因まとめ
いかがでしたか?
ダイエット中に体重が減らない原因は「停滞期」であることが多いですが、他にも塩分の摂りすぎが原因になることもあります。
一度、食生活を見直してみると良いでしょう。
- 食事に加工品が多く味付けも濃くしていた
- 野菜にドレッシングのかけ過ぎ
- コンビニの食事が多い
- そもそも濃い味が好き
こんな習慣がある人は要注意ですね。
カリウムもとても大切な栄養素ですが、その前に塩分の量をしっかり減らすように食生活を見直してみましょう。
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