雪が降る季節になってきましたね。
最近では異常気象の影響か今まで雪があまり降らなかった地域でも、
雪が積もるというケースも増えてきています。
そんな時にスコップなどで雪掃きをすることがあると思いますが、
雪掃きはなかなかの重労働ですよね?
毎日雪掃きをして「腰が痛い」「肩が痛い」という経験をされた方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方になるべく雪掃きをする際に注意してほしい点をご紹介したいと思います。
この記事の目次
雪掃きをする際に潜むワナ
体が温まっていない
朝起きると雪が積もっていて、 通勤や通学をする前に自宅前を掃いたり、
会社についてから会社の駐車場・玄関前を掃いたりと 雪を掃く時間帯って結構朝するケースが多いと思います。
となると、筋肉がまだ温まっていない状態で体を動かすので、 体の負担的には結構大きい負担になります。
湿った雪を掃くときなんかはかなり重いものスコップで持ち上げるので、 筋トレ並みの力が必要です。
皆さん、筋トレする前にウォーミングアップしますよね?
筋トレ前に必要なことを同じぐらい負荷がかかる雪掃きに出来ないとなると、 当然リスクが高まります。
前かがみの状態が多い
地面にある雪をスコップなどで掃くさいはどうしても体は前かがみになります。
となると、どうしても腰が丸まった状態になります。
この「腰が丸まる」という状態が腰を痛めてしまう引き金になってしまいます。
よくぎっくり腰になった人の話を聞くと 「重たい荷物を持ったら」と聞きますが、 それも一緒で「よっこいしょ」という感じで荷物を持ち上げる動作は要注意です。
その体勢に雪掃きの体勢も近いので”腰を痛めやすい状況”が出来上がっているわけです。
足場が滑る
足場が滑るというのも良くない状況です。
よく、「足で踏ん張って」と聞きますが、 体は下半身の筋肉が7割を占めていますので、 下半身がどっしりしているからこそ上半身の力が発揮されるものです。
ですので、足場が滑る状態で雪を掃こうとするとより上半身に負担が掛かるわけです。
雪掃きで体に負担を掛けないポイント
準備体操を行う
雪掃きに準備体操が必要なの?と言われてしまいそうですが、 行って損はないです。 先ほども申し上げた通り雪掃きと筋トレの強度はそんな変わらないと考えた方が良いです。
最悪ぎっくり腰になったり、背中を痛める、肩を痛めるというケースは全然あり得ますので、 予防として行ってください。
スクワットのポジションを意識する
前かがみの状態だと腰に負担が掛かるとお話しましたが、 それを改善する方法があります。 それはスクワットやデッドリフトを行う体の使い方をすることです。
少し足の幅を広げて腰を深く落とすことによって、 雪を持ち上げる際に足や臀部の方にも負荷がかかり、 負荷を全体に散らすといった感覚になります。
足の筋肉の方がありますので、 腰に掛かる負担がかなり抑えられ予防につながります。
体幹に力を入れ上半身を一体化する
続いて上半身ですが、 腕だけでスコップを使うのではなく、 腹筋に力を入れ上半身全体でスコップを使うと腕への負担が減ります。
イメージで言うと、重たい荷物を両手で持つ際腕は伸ばしませんよね?
伸ばしてしまうと肩を視点にして力が腕に掛かってしまいます。 ではなく、腕と体幹を一緒にするイメージで体を使って雪を掃きます。 そうすることで肩への負担は激減します。
まとめ
私たちの周りでは雪掃きをして「腰を痛めた」「肩を痛めた」という方が結構いらっしゃいます。
痛めてからマッサージなどを受けて治療されるのももちろん良いですが、 その前に痛めなければそれに越したことはありません。
参考→ぎっくり腰になりやすい人・繰り返す人、きっかけはいつもふとした瞬間に
雪を掃くのにそんなことまでするの?と思われた方もいるかもしれませんが、 毎日雪を掃かざるをえない方からすると、「少しでも楽して雪を掃きたい」というのが本音です。
筋トレから役立てる体の使い方をこういった場面で使って頂けたら幸いに思います。
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