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体が固くなる原因とは?柔軟性を高めるストレッチのポイント

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皆さんこんにちは!

「最近体が硬くなってきたかな。」なんて感じていませんか?

どうしても年齢と共に体は硬くなる傾向にありますが、体が硬くなってしまうことで悪いことはあっても良いことはありません。

ですので、体の柔らかさを保つために日々ストレッチを行っておくことが必要になります。

しかし、ストレッチをするにもただ伸ばせばいいというものでもなく、間違ったストレッチをしてしまうと逆効果になるので注意が必要です。

そこで今回は、体が硬くなってしまうとどんな影響が体にあるのか?そしてどのようにストレッチを行えばいいのか?お話していきたいと思います。

ぜひ今回の記事を最後まで読み進めて頂き、ストレッチのポイントを押さえてみて下さい。

なぜ体は硬くなるの?

そもそも私たちが関節を動かすことができるのは、筋肉があるからであって筋肉を伸び縮みさせることで関節を曲げたり伸ばしたりしています。

しかし、何らかの原因で関節の可動域に制限がかかるようになり、結果的に体が硬くなってしまうのです。

その主な原因としては、ライフスタイルがある程度決まってくることが挙げられます。

ライフスタイルがある程度同じになる、つまり生活習慣がパターン化してしまうことで同じ姿勢でいる時間や決まった行動をすることが多くなり、その結果体が硬くなってしまうわけですね。

使う筋肉に偏りができてしまうとも言い換えることができます。

では、私たちの体にいったい何が起こっているのでしょう?

実は、徐々にこういった変化が起きています。

生活習慣のパターン化で体へ及ぼす影響

  • 筋肉の柔軟性の低下
  • 関節周りの組織の柔軟性の低下

筋肉の柔軟性の低下

生活習慣がパターン化して行動に偏りができると、使う筋肉と使わない筋肉に差が出てきます。

筋肉は使わなくなってしまうと、徐々に柔軟性を失います。

イメージしやすいように分かりやすい例を出してお話しましょう。

身近なもので言えば、輪ゴムが挙げられます。

どの家庭にも輪ゴムはあると思いますが、その中にしばらく使っていない輪ゴムもありますよね。

それらの輪ゴムを伸ばしてみると、簡単に切れてしまった経験がありませんか?

これはしばらく使用しないことで硬くなり、部分的に細くなってしまうからです。

この輪ゴムの現象と筋肉が硬くなる現象は似ており、輪ゴムも筋肉も定期的に使用していないと柔軟性が無くなってしまいます。

筋肉の柔軟性が無くなる仕組み

  1. 運動不足により血行不良になる
  2. 血行不良により血管が硬くなり、全身に栄養が行きわたりづらくなる
  3. 筋肉が細くなって柔軟性も無くなる

関節周りの組織の柔軟性の低下

関節周りの組織というと、靭帯(じんたい)が挙げられます。

靭帯があるおかげで関節が曲がりすぎるのを防いでくれるのですが、筋肉と同様に靭帯も柔軟性が無くなります。

靭帯の柔軟性が無くなる仕組みは、筋肉の理由と似ており、運動不足によって関節をあまり動かさなくなる→血行不良が起こる→靭帯に栄養が行かなくなって硬くなる。といった感じです。

生活習慣がパターン化して行動に偏りができると、靭帯も徐々に柔軟性を失うわけですね。

体硬くなるとこんなデメリットが

体が硬くなることでの体へのデメリットとして、“怪我をしやすい”、“太りやすい”などが挙げられます。

体が硬いと、筋肉の伸縮率が悪いことから関節に制限がかかることになります。

大きい動きができないので、日常生活でちょっと無理な姿勢を強いられたりすると、筋肉が無理に伸ばされやすくなって痛めやすくなるわけですね。

そして、筋肉の柔軟性が無くなって血行不良になること、結果的に基礎代謝が下がって太りやすい体になるのも特徴の1つと言えます。

体が硬くなることで体を動かしづらくなり、さらなる運動不足を生んでしまうので、こういった悪循環に陥いるデメリットは気を付けたいところです。

逆効果になりやすいストレッチ

普段、ストレッチをする際、どのように行っているでしょうか?

一生懸命体を柔らかくしようとして反動をつけてストレッチをする方、他人から無理に体を押してもらったり引っ張ってもらったりしてストレッチをする方。

こういったようにストレッチをしている方をよく見かけますが、これはあまりいい方法とは言えません。

というのも、こういったストレッチをしてしまうと、逆効果になってしまうことも多くあるからです。

こういった注意点が挙げられます。

  • 反動をつける
  • 痛みを感じるほど伸ばす
  • 呼吸を止める

反動をつける

反動をつけて行うストレッチ(動的ストレッチ)もありますが、反動をつけないで行うストレッチ(静的ストレッチ)が基本です。

反動をつけるストレッチは、神経と筋肉の連動性を高めてスポーツのパフォーマンスを上げることに効果があり、普段から体を柔らかくしておくためのストレッチと意味合いが変わってくるからです。

反動をつけることによって無理に伸ばしすぎてしまうこともあるので、筋繊維を痛めてしまうこともしばしばあります。

痛みを感じるほど伸ばす

他人に協力してもらってストレッチをする場合、筋肉がより硬くなってしまうことが多々あるので注意が必要です。

なぜなら、筋紡錘(きんぼうすい)という制御装置が筋肉内にあるからです。

本来、筋紡錘は筋肉が伸びすぎてしまうのを防ぐ働きをしているのですが、筋紡錘が働くと防御反応で反射が起き、筋肉を収縮させて緊張させてしまいます。

そうなってしまうと、余計に筋肉が硬くなってしまう結果になるので注意しましょう。

呼吸と止める

呼吸によって効率的なストレッチができるかが左右されます。

筋の緊張は自律神経が関係しており、息を吐く時は副交感神経が優位に。そして息を吸う時は交感神経が優位になります。

副交感神経が優位の時は筋肉が緩み、交感神経が優位の時は筋肉が緊張するので、呼吸を止めずに行うことが大切です。

正しいストレッチの2つのポイント

正しいストレッチのポイントとして、こういったことに注意して行うと効率のいいストレッチをすることができます。

正しいストレッチの2つのポイント

  • 呼吸をゆっくり吐きながら行う
  • 反動を使わず痛みが出るまで伸ばさない

呼吸をゆっくり吐きながら行う

息を吐く時は、副交感神経が優位になって筋肉が柔らかくなります。

ですので、体を伸ばす時はゆっくり息を吐き、体を戻すときは息を吸うことを心がけて下さい。

10秒~20秒くらいの時間をかけ、ゆっくり息を吐きながら筋を伸ばすといいでしょう。

反動を使わず痛みが出るまで伸ばさない

前述している通り、反動を使って筋肉を伸ばしたり痛みが出るまで伸ばしてしまうと、筋繊維を痛めることにつながります。

気持ちいいと感じるように行うことが、ストレッチの効果を最大限高めてくれますので、リラックスして行える範囲で行いましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はストレッチに関してお話してきましたが、生活習慣がパターン化してしまうことで自然と体を動かさなくなり、徐々に体が硬くなります。

太りやすく、怪我をしやすい体質になってしまわないように日頃から筋肉や靭帯を柔らかく保つように心がけておきましょう。

その際に押さえておくポイントとして、“呼吸をゆっくり吐きながら行う”、“反動を使わず痛みが出るまで伸ばさない”、この2点を意識してみて下さいね。

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