水を飲めば痩せるという話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
俗にいう「水を飲むダイエット法」ですね。
結論からお話すると、水は体に必要ですが、水を飲んだだけでは痩せることはないです。
今回は、この水だけダイエットについて詳しくお話していきたいと思います。
この記事の目次
水で痩せるのは嘘なの?
結論、水を飲んだから痩せることはありません。
私たちの体は「消費カロリーが摂取カロリーを上回る」と痩せます。
水は0カロリーなので、飲み過ぎたから太るということもありませんが、水を飲んだから痩せるということもありません。
ダイエット中に水をたくさん飲んだ方が良いという話はよく聞きますが、これは水が足りなくなった時の影響が大きいからです。
運動などで汗をかいて身体の中の水分を排出したときには、少なくても同じ量の水分を補給してあげた方が良いのです。
水の働きとは?
一度、私たちの体の中で水がどんな働きをしているか確認しましょう。
水は、主に以下のような働きをします。
栄養などを運び、老廃物を排出する
まず、水は体内で栄養素を運んだり、老廃物を排出する働きをします。
とても重要な仕事です。
新陳代謝を促す
赤血球は酸素を体に良き届かせ、代謝を促します。
この赤血球は半分以上水分でできています。
水は代謝にも影響を及ぼすことが分かります。
体温を調整する
私たちは無意識のうちに体温を調整していますが、汗をかくことで体温を調整するのです。
厚い日に汗をかくのは、液体から気体に変わるときに熱を奪う効果を利用して、体温が上がり過ぎないようにしているわけです。
水のダイエット効果とは
水の働きはお分かりいただけたかと思いますが、水にはダイエット効果はあるのでしょうか?
さきほど紹介した代謝を促すという水の働きは、少しだけではありますが、ダイエットにはプラスに働きます。
また、水を飲むことで食欲を抑える効果も期待できます。
これもまた、ダイエットにはプラスに働くと言えます。
ただ、どちらも効果としては体重をしっかり減らすような効果は期待できないものではあるのです。
そのため、運動や食事管理をしっかり行うダイエットを行い、プラスアルファで水をしっかり飲むようにするというのが理想的なダイエットとなります。
水の飲む量と飲み方について
最後に1日に飲む水の量と、飲み方について説明します。
1日に飲むべき水分量は?
「1日2リットル飲むべき」などの話は誰でも聞いたことがあると思います。
実際には、私たちの体は1日2.5リットルの水分を必要とするとされています。
もちろん、体重などで必要な水分量は若干変わりますが、、
ここで、「1日2.5リットル水を飲めばOK!」という話にはならないので注意が必要です。
私たちは食事などからも水分を摂取しているのです。
そのため、2.5リットルよりも少ない量を飲み水として補給する必要があります。
目安として1.3リットルです。
飲み水として1.3リットルを目安として水を飲むようにしましょう。
水の飲み方について
1日に1.3リットルの水を飲む必要があることは分かりましたが、一気に1.3リットル飲めばよいという訳ではありません。
あくまで小分けにして水を飲むようにしましょう。
コップ1杯が180mlだとすると朝昼晩3杯飲むと、540mlの水が飲めます。
残りは760mlで、およそ4杯強です。
朝昼晩に追加して、10時、3時、風呂の前、就寝前も1杯の水を飲みましょう。
これで、およそ1.3リットルの水が飲めました。
こんな感じで習慣化してあげると割と簡単に水は飲めそうに感じますね。
ダイエッターはもう少し水を飲もう
1日に飲む水の量と飲み方は分かりました。
しかしダイエッターの方はもう少し水を飲む必要があります。
なぜなら運動により汗をかくからです。
理想は、運動前と運動後で体重が変わらないくらいの水を運動時に飲むと良いです。
運動後はだいたい体重が減りますが、このほとんどは汗によるものです。
汗として水分が排出されてしまっているので、同じくらい補給してあげるのが理想です。
この水分量を追加して飲むようにしてください。
運動時は水よりスポーツドリンク?
運動時に汗をかくと、水分以外にもミネラル分が汗として排出されてしまいます。
そのため、運動時の水分は水よりもスポーツドリンクが良いです。
スポーツドリンクは、運動時に排出したミネラル分を補うために開発されていますから。
また、夏場など暑い日も同じです。
汗をかいた分は水分を補給する必要がありますが、この場合は水よりもスポーツドリンクの方が適していると言えます。
水ダイエットまとめ
水を飲むだけでは体重が減らないことが分かりました。
しかし、水は私たちにとって必要なもの。
ダイエットにかかわらず、毎日しっかり飲んでおきたいですね。
また、ダイエッターの方は、汗をかいた分もしっかり水分を補給しましょう。
この時は、水よりもスポーツドリンクの方がおすすめです。
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