皆さんは腸を大事にしてますか?
加齢と共に腸も少しずつ変わってきます。
例えば油っこい物を食べると胃がもたれると感じたり、朝早く目が覚めるようになったと感じるなど。
また、意外と気づきづらいかもしれませんが、お通じも体調の変化の例として挙げられる1つです。
こう言われてみると、思い当たる方も多いのではないでしょうか?
意外と軽視しがちかもしれませんが、便は健康や美容を表すバロメーターです。
そこで今回は、健康や美容を腸からアプローチしてお話していきたいと思います。
この記事の目次
腸も歳を取る
便秘になったり、便が硬くなったり細くなったりするのは、年齢と共に腸も歳を取るからだと言えます。
腸と言っても筋肉の層なので、足や腕の筋肉と一緒で年齢と共に老化してしまうわけですね。
そして腸の筋肉が弱くなると、腸の弾力性が無くなるとともに蠕動(ぜんどう)運動が不活発になります。
蠕動運動とは、腸が波を打つように伸び縮みをし、消化した食べ物を移動させて体の外へ排出しようとする動きのことです。
腸の弾力性が無くなって蠕動運動が不活発になると、便の質が変わったりお腹の調子が優れなくなったりする傾向にあります。
では、どんな変化が表れるのでしょう?
チェックしてみましょう。
腸の老化チェックをしてみよう
以下の項目のうち、いくつ当てはまるかチェックしてみて下さい。
1つでも該当するものがあると、老化している可能性があるので注意して下さいね。
腸の老化チェック
- 便が細くなった気がする
- 便が硬くなった気がする
- 残便感を感じるようになった
- トイレにこもる時間が長くなった
- 腹痛やお腹に張りを感じるようになった
いくつ当てはまるものがあったでしょうか?
こういったように腸が老化してくると、若かりし頃と比べて便の太さが細くなる、硬くなる、排便がスムーズにいかない、便秘気味になるなどの変化がみられるようになります。
冒頭でも触れましたが、便は健康や美容を表すバロメーターです。
便の質やお腹の調子を伺うことで腸の状態が分かるわけですね。
ですので、腸の老化を防ぐためには毎日の食事に気を付け、体の内側から対策をしていく必要があります。
腸の老化を防ぐ理想的な菌のバランスとは?
では、腸を老化させないようにするにはどうしたらいいのでしょう?
最近の研究では、悪玉菌を増やさないことがいいと分かっています。
逆を言えば、悪玉菌が増えてしまうと、健康や美容が崩れてしまうということです。
そもそも腸内には、善玉菌と悪玉菌、日和見菌の3種類の菌が生息しており、健康的な人でも必ず悪玉菌は腸内に生息しています。
そしてこれらの菌は、上手く割合のバランスを取っていることで健康や美容を保っているのです。
腸内の理想的なバランスは
・善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7
では、悪玉菌とはそもそも何なのでしょう?
腸の老化を進める悪玉菌はなぜ増えてしまうの?
悪玉菌は、健康体の人でも必ず腸内に生息しており、腸に悪さをする菌の集まりを言います。
1種類ではなく、何種類かの悪い菌の総称(大腸菌や黄色ブドウ球菌など)です。
この悪さをする悪玉菌ですが、腸内から完全にいなくなればもっといい腸内環境になるのかというと、そういうことではありません。
先ほどもお話した腸内の理想的なバランス(善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7)を保っている時こそ、腸内環境が最も良く、肌やお通じを始めとした美容や健康の状態なのです。
では、なぜ腸内の理想的なバランスが崩れ、悪玉菌は増えてしまうのでしょうか?
悪玉菌が増えてしまう原因としては、以下が挙げられます。
悪玉菌が増えてしまう原因
- ストレス
- 食生活の乱れ
- 加齢
ストレス
小腸や大腸は、第二の脳と呼ばれるくらい神経に富んでおり、脳からの伝達が無くても活動することが可能な臓器です。
しかし、非常に繊細な臓器であり、ストレスを感じるとすぐに影響が出やすい臓器の1つとも言えます。
自律神経の乱れることで悪玉菌が増える原因になります。
食生活の乱れ
食生活の乱れも悪玉菌を増や原因の1つです。
一昔と違い、近年は欧米の食べものを食べる習慣が浸透しているので、動物性脂質を多く摂取する機会が多くなりました。
動物性脂質は、高脂質、高たんぱくを多く含むので、欧米の食習慣をすることで悪玉菌が増えやすい環境を作ってしまいます。
加齢
最後に加齢です。
生まれたばかりの頃は口にするのが母乳のため、腸内環境はビフィズス菌など善玉菌が多い環境です。
しかし、離乳食を食べるようになってから段々と悪玉菌の割合が増えるようになり、腸内は大人の菌の割合に変化していくようになります。
加齢と共に腸内環境も変わってしまうため、悪玉菌が増えやすくなるということですね。
どうすれば悪玉菌を減らせるの?
悪玉菌が増えてしまうと、善玉菌の働きを抑制することになってしまうため、美容や健康を崩さないためにも悪玉菌を増やしたくないですよね。
では、どうすればいいのでしょう?
悪玉菌を減らすために効果的なこと
- きちんとした食生活
- ストレスを溜めない
- 規則正しい生活
悪玉菌を減らすためには、上記のことに注意して生活する必要があります。
ただ、悪玉菌を減らすことにだけ注意を向けるのではなく、同時に善玉菌を大事にして育てることにも注力するべきと言えます。
もちろんその理由は、悪玉菌が増える原因になってしまうからです。
では、善玉菌を育てていくには、どうすればいいのでしょう?
ヨーグルトやヤクルトでは善玉菌は増えない!?
善玉菌を大事にして育てることを考えると、頭に浮かぶのはヨーグルトやヤクルトではないでしょうか?
しかし、最近判明したことに驚くべき実験結果がありました。
それは、これらの乳酸菌食品や乳酸菌飲料水を飲食しても、善玉菌が増えないという事実。
なぜならこういったことが判明したからです。
口から善玉菌を取り入れても効果が無い理由
- 胃酸に負けてしまう
- 長く体内に留まることができずに数日で体外へ排出される
ではどうしたら善玉菌が育っていくのでしょう?
近年の研究では、善玉菌を育てることを助ける働きがあるのが、乳酸菌発酵エキスであることが分かっています。
この乳酸菌発酵エキスは食事で摂取することができず、腸内のみで善玉菌が自ら生み出す成分です。
そのため、サプリや健康食品として開発されたもので摂取していく必要があります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は腸と美容・健康についてお話しました。
腸の老化を防ぐには、腸内の菌のバランスを善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7で維持するとのことでしたね。
ストレスや食生活の乱れ、加齢などで悪玉菌が増えてしまうので、きちんとした食生活・ストレスを溜めない・規則正しい生活を心がけることが大切です。
そして同時に善玉菌を育てることも重要なので、サプリや健康食品等で乳酸菌発酵エキスを施主することも忘れずにしましょう。
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