厚生労働省のホームページでは1日1万歩が理想的な歩数だと紹介されていますが、実際に私たちは1日どれくらい歩いているのでしょうか?このページでは普段自分がどれくらい歩いているか把握する方法と、生活の中で今までよりも多く歩くためのポイントをお話します。
「健康ブーム」と言われる今、運動を行う人は増えております。しかしながらフィットネスクラブに通ったり、ジョギングやウォーキングなどの運動を普段からできる方はよいですが、仕事や育児などの関係で運動ができていない人もたくさんいらっしゃいます。
なかなか運動を行う時間がとれない人は、生活の中で歩く歩数を増やしてより健康的な生活をおくれるようにしてみてはいかがですか?
この記事の目次
日本人の理想の平均歩数と現状
出典:https://www.photo-ac.com/
はじめに日本の現状を把握していきましょう。実際に私たちは目標数値に対してどれくらい歩いているのでしょうか?
「健康日本21プロジェクト」で定められている目標歩数は
- 20~64歳の男性が9,000歩、女性が8,500歩
- 65歳以上の男性が7,000歩、女性が6,000歩
となっています。
実際に私たちが歩いた歩数を見てみましょう。平成27年のデータを見てみると、
- 20~64歳の男性が7,970歩、女性が6,991歩
- 65歳以上の男性が5,919歩、女性が4,924歩
となっています。
いずれの数値も1,000歩以上足りていないことが分かります。さらに、国民健康・栄養調査による日本人の平均歩数の推移では、
- 1日10,000歩以上歩行している人の割合は減少傾向
- 1日4,000歩未満の人の割合は増加傾向
とあります。
とくに、女性の中で1万歩以上歩いている人が減少、4,000歩未満の人の増加が目立っています。国が目標を設定し歩くことを推進しているにも関わらず、実際の私の生活で歩く歩数は減少傾向にあります。
田舎暮らしほど歩かない傾向にある?
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なぜ、歩く歩数が減少しているのか。
それにはいくつかの理由があると思いますが、ここでは私の住んでいる山形県のケースを見ていきたいと思います。私がある資格取得の為の講習会に参加した際、都道府県別平均歩数というものを目にしました。
国民健康・栄養調査によると
20~64歳の男性の1位が兵庫県の8,859歩、山形県の男性は7,108歩
女性の1位が千葉県の7,427歩、山形県の女性は6,218歩
となっていました。
男女ともに1位との差は歴然ですが、全国平均と比較しても600歩近く下回っている事がわかりました。これだけの差ができる原因を考えたときにまず出てくるのが、交通手段の違いです。
電車などの公共交通機関を利用して通勤する都市圏に比べ、山形県などでは車が主な交通手段となります。通勤するにも買い物するにも、車で移動を行うため歩く歩数が少なる傾向にあるようです。
しかも、国土交通省が実施したパーソントリップ(移動)調査では自動車分担率(移動手段で自動車を用いる割合)が増加していることがわかっています。日本全国を見ても歩く歩数は目標に届いていないのですが、特に車を移動手段に使う地方では歩数がさらに少ない傾向にあります。
すぐにできる!歩数アップのコツ5選
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ここからは普段の生活の中で、すぐに実行できる歩数アップ法を紹介していきます。
歩数計を使用する
歩数を測る道具といえば万歩計ですが、現在では歩数を計測してくれるスマホアプリなどもあり、スマホを持ち歩くだけで歩数を計測することができます。
既に使用している方も多いかと思いますが、スマホを持ち歩く時代に歩数の計測はとても簡単になりました。ぜひ、一度歩数を計測するアプリをスマホにいんづとーるして自分の歩数の現状を知ることからスタートしましょう。
階段をつかう
エレベーターやエスカレーターを目にすると、ついつい乗ってしまいますね。ただ、そこで階段を使うことで歩く歩数を増やすことができます。しかも階段は平坦な道を歩くよりも下半身に負荷をかけることができます。
特に急ぎでもなければ、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使ってみてはどうですか?
駐車場は遠くに停める
駐車場に車を停めるときには、あえて入り口の遠くに車を停めるのも歩く機会を作るにはとても良いです。スーパーなどの大型の店舗の広い駐車場で、歩く距離を確保しましょう。
遠回りをしてみる
あえて遠回りをしてみることも歩数を増やすことができます。いつも違う風景が見れて気分転換にもなるでしょう。
大型のモールへのお買い物、ショッピングセンターに行った時には、全コーナーを見て周るなどしてあえて歩いてみましょう。歩数が増えるだけでなく、欲しかった商品に出会えるかもしれませんね。
農業をする
これは私のお薦めですが、農業をしていると農作物の成長を確認しに毎日田畑へ足を運びます。また力仕事もあるため、体にとって良い刺激になります。
好きでないとできないことだと思いますが、農業をしている方はとにかく元気です。興味がある方は家庭菜園からでも始めてみてはどうでしょう?
まとめ
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歩くことは健康に良いのはご存知かと思いますが、普段の生活でより多く歩くことは難しいと思っているかもしれません。しかし、ちょっとした工夫をすることで歩数は増やすことができます。
さらに週に2、3回でもウォーキングなどを生活に取り入れて歩数を増やすと良いでしょう。現在、全国的に歩く歩数は少なく車社会の地方になるとさらに歩数は少なくなる傾向にあります。まずは万歩計で自分の歩数を把握することから始めてみましょう。
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