皆さんは食事を食べるのが早いと言われたことはありますか?一般的に「早食いは太りやすい」と言われていますが、これは本当のことです。
この記事では、早食いが太る原因と早食いを改善するためのポイントを紹介します。
「早食いのくせが治らない」
「ゆっくり食べて太るのを防ぎたい」
という方はぜひこの機会に早食いを治してみてはいかがですか?
この記事の目次
早食いが太る原因とは?
出典:https://www.photo-ac.com/
早食いすると太る原因は3つあります。まずはその原因を説明していきましょう。
早食いが太る原因1-満腹を感じるまでには時間がかかる
私たちの脳は、胃が満腹になったと感じるまでには15分~20分ほどかかります。早食いの人の多くは、15分もたたないうちに食事を終えてしまうことが多いです。
もちろん脳が満腹を感じ始めるより食事を終えるのが早いため、食事が終わっても満腹を感じることはありません。結果としてさらにご飯を食べ、食事の量が増えてしまい太る原因になってしまうのです。
早食いが太る原因2-早食いは血糖値が急に上昇する
早食いをすると、大量の糖分が一気に消化、吸収されます。糖分が一気に吸収されることで、急に血糖値が上がってしまうのです。
血糖値が急に上がると、体内ではインスリンが分泌されて糖分を脂肪に変えて蓄えようと働きます。食事から吸収した糖分は、インスリンの働きにより脂肪に変えられ蓄えられてしまいます。結果として太ってしまう原因になります。
早食いが太る原因3-よく噛んだ方が太りにくい
最近の研究では、良く噛んだ方がカロリーが消費されることが分かっています。これは、噛む回数が多いことで胃腸など消化器官が活発に活動するためだと言われています。
良く噛むことは、食事がゆっくりになるだけでなくカロリーを多く消費して太りにくくするのです。早食いの人は当然噛む回数が少ないため、カロリー消費も少なく太りやすくなります。
早食いを治す4つのポイント
出典:https://www.photo-ac.com/
普段から早食いをする人にとって早食いを治すことはストレスのかかることですが、食事の度にしっかり意識をして時間をかけて習慣化することで確実に治すことができます。
ここで紹介する4つのポイントを意識して食事をしてみてください。
早食いを治すポイント1-良く噛んで食べる
良く噛んで食べることは早食いを治すうえでとても重要なポイントになります。
最低でも20回、理想は30回。
良く噛んで食事をしましょう。
噛んでいる間は箸を置いておくようにしましょう。次から次へと箸を伸ばして食べ物を口に運ぶのを防ぐことができます。
早食いの人にとって良く噛んで食べることはストレスに感じる人が多いです。しかし、良く噛むことで早食いが治るだけでなく健康面でのメリットも多いため、ぜひ習慣化するように頑張りましょう。
早食いを治すポイント2-食前と食事の最中に水をのむ
食前に水を飲むことで空腹を紛らわすことができます。
「お腹が空き過ぎてドカ食いしてしまう」
という経験はありませんか?こんな時は食前に水を飲むことで空腹を紛らわせドカ食いを防ぐ効果があります。
また、食事の途中にも水を飲むようにしましょう。水を飲むことで、食べるのをいったん休ませることができます。水は少しくらいなら飲み過ぎても問題がありませんので、うまく活用して早食いを治していきたいですね。
早食いを治すポイント3-食べ応えのあるものを食べる
うどんやラーメンなど食べやすいものは、早食いしてしまいがちになります。それに比べると食べ応えのあるもの、例えば野菜スティックなどは食べるのに時間がかかります。
食べやすいものより、食べ応えがあり食べるのに時間がかかる食材を選び食卓に並べてみましょう。必然と良く噛みながら食事するようになり、早食いも改善されやすくなります。
早食いを治すポイント4-食事は一人で食べない
一人で食事をすると、淡々と食事をしてしまい早食いになってしまいます。可能であれば家族や友人、職場の仲間と食事をするようにしたいですね。みんなで食べれは会話もあるため、食事がゆっくりになります。
それに「食事はみんなで食べた方が美味しい」と昔は良く言われました。みんなと食事をすることでいつもより楽しくて美味しい食事の時間を楽しむことができます。
早食いによる健康面でのデメリット
出典:https://www.photo-ac.com/
最後に、早食いによる健康面でのデメリットを紹介します。
早食いは太る原因になるだけでなく、健康面でさまざまなデメリットをもたらします。早食いを改善したい方は、ぜひ読んでいただきこの機会に早食いを治すように頑張りましょう。
早食いは血糖値が急上昇してしまう
前にも書きましたが、早食いは糖分を短期間で消化・吸収してしまうため血糖値が急に上がります。血糖値が急に上がると糖尿病の原因にもなると言われています。
血糖値が上がることは体にとっては良くないことですので、早食いを治して血糖値の急上昇を予防しましょう。
早食いは胃腸などの臓器に負担がかかる
早食いは、噛む回数が少なくなります。それは、食べ物がしっかり噛まれていない状態でたくさん胃に流れているということです。食べ物が良く噛まれていないため、胃での消化が大変になります。
そして、早食いの場合には短期間で大量に流れて来るわけです。早食いはそれだけに胃腸に負担をかけてしまう食べ方です。それに加えて早食いの人は、食べ物と一緒に空気も胃に送る場合が多いです。
空気が胃に入るとげっぷの原因になります。げっぷは周りの人たちに不快な思いをさせてしまうと同時に、げっぷに胃酸が含まれると「逆流性食道炎」という病気の原因にもなります。
早食いの原因を治すポイントまとめ
出典:https://www.photo-ac.com/
早食いすると太る原因になるということがお分かりいただけたかと思います。
早食いの人が太る原因は主に3つで
- 脳が満腹を感じる前に食事が終わるため、さらに食べてしまう
- 血糖値が急に上昇して食べたものを脂肪にして蓄えようとする
- 良く噛むことで消費カロリーは増えるが、早食いの人はほとんど噛まない
早食いを治すポイントとしては
- 良く噛んで食べる
- 食前、食中に水を飲む
- 食べ応えのあるものを食べる
- 一人ではなくみんなで食事をする
しっかり意識さえできれば、誰にでもできる方法で早食いは改善することができます。ただ、習慣的に早食いをしていた人にとって最初はかなりストレスになると思います。根気よく、長期的な目線で取り組んでみてください。
コメント
コメントはありません。