皆さんこんにちは!
甘酒を飲む習慣はあるでしょうか?
お正月に初詣に行けば参拝客に振る舞っている所も多いですし、屋台や出店として販売している所も多いため、身近な飲み物として目にすることが多いと思います。
寒い時期によく見かける機会が多いので、甘酒を普段からあまり飲まない方にとっては、冷えた体を温めてくれる”冬の飲み物”だと思っている方も多いかもしれませんね。
しかし、もともとは夏によく飲まれていた”夏の飲み物”ものなんですよ。
現在は、季節を問わず一年中飲まれている甘酒ですが、それは美容や健康に非常に優れた飲み物だからです。
今回は甘酒に関して書いていきたいと思いますが、普段甘酒を飲まない方は、この記事を読むことで毎日飲みたくなることでしょう。
この記事の目次
甘酒はいつから飲まれてるの?
”飲む点滴”、”飲む美容液”として呼び声が高い甘酒ですが、昔から現在に至るまで飲まれているのは、甘酒の持つ栄養や効果が体にいい影響を与えてくれるからです。
そういう理由があるので、昔から変わらず飲まれ続けているわけですね。
どんな効果があるのかというと、疲労回復やダイエット、美肌(目のクマやニキビなどの改善)などの色々な効果があります。
健康や美容、ダイエットに関心がある方であれば、絶対に毎日飲んだ方がいいお勧めの食品です。
知らない人がいないと言っても過言ではない甘酒ですが、ではいったいいつから飲まれているのでしょう?
実は甘酒の歴史は古く、奈良時代に書かれた日本書紀には甘酒に関する言葉が出てきており、高級な飲み物として天皇に献じられていた記録があります。
平安時代では、貴族が夏に冷たい甘酒を好んで飲んでいたようですし、江戸時代になると、夏バテ防止や滋養強壮のための健康食品として甘酒売りが一杯いくらという形式で売り歩くようになり、庶民の間で健康食品として好まれて飲まれていたそうです。
私たちが生まれた時から身近にある甘酒は、江戸時代からずっと親しまれているということですね。
甘酒には2種類ある
実は甘酒と言っても1種類ではなく、「米麹」と「酒粕」の2種類があります。
売られているもの全てが、同じ甘酒というわけではないんですね。
種類によって作る過程はもちろん、成分や栄養価そして期待できる効果も違うので、目的によってどちらを選ぶかは人によって変えた方がいいと言えるでしょう。
例えば美肌を目的にしたいのであれば「米麹」ですし、ダイエットであれば「酒麹」を選んだ方が大きい効果を得ることができます。
では、これから米麹と酒粕の甘酒の違いについて”作り方”、”成分”、”期待できる効果”の点をお話しましょう。
作り方の違い
【米麹】
米麹の甘酒は、お米に水や麹菌を混ぜて発酵させて作ります。
発酵する過程で米のでんぷんが糖化されるため、砂糖を加えなくても自然の甘みが生まれるんですね。
【酒麹】
もう一方の酒麹の甘酒はというと、日本酒を作る過程(※)でできる酒粕を水で溶いて砂糖を混ぜて作ります。
※蒸したお米と米麹を混ぜて発酵させると「もろみ」ができ、そのもろみを圧搾すると液体と搾りかすが取れるのですが、液体が「日本酒」で搾りかすが「酒麹」です。
酒麹自体に甘さがあまり無いことから、砂糖を混ぜて甘さを出す必要があります。
成分の違い
【米麹】
米麹の甘みである糖分は、ブドウ糖やオリゴ糖なので、うれしいことにカロリーは控えめで、米のミネラル成分を多く含みます。
また、アルコールを含んでいないので、子供や妊婦の方でも安心して飲むことができます。
【酒麹】
酒麹は作る過程で砂糖を加えることから、米麹に比べてカロリーは少々高めになってしまうのがネックです。
また、ミネラルは米麹に比べて少なく、アルコールを微量ですが含んでいるため、アルコールが苦手な方や子供、妊婦の方は米麹の方を選択する方がいいかもしれませんね。
期待できる効果の違い
【米麹】
米麹の甘酒の成分には、ブドウ糖やオリゴ糖、そしてビタミンB群が豊富に含まれているので、健康面に対する効果がたくさんあります。
ブドウ糖が代謝を上げてくれることに加え、疲労回復の効果があるので、暑さで疲れやすい夏などでは夏バテ防止に効果的です。
そしてオリゴ糖は体の免疫力を高めてくれる効果がありますし、腸内環境を整える効果もあるので便秘解消の効果もあります。
また、ビタミンB群も豊富であることから、糖質や脂質の分解や体内の代謝を助ける働きがあります。
こういった健康面の効果があるので、米麹の甘酒は「飲む点滴」と言われているんですね。
【酒麹】
酒麹で期待できる効果としては、主に美容やダイエット効果があります。
女性には特に嬉しい効果ばかりですね。
美肌効果に欠かせないコラーゲン生成を促進してくれるa-EGが含まれていることから、酒麹の甘酒を飲むだけで肌のコラーゲンが増え、肌をきれいにしてくれます。
また、酒麹に含まれる「レジスタントプロテイン」というたんぱく質が、食物繊維に似た働きをしてくれることから脂質を身体の外へと輩出してくれるため、ダイエット効果に加えてコレステロールを下げる効果もあります。
甘酒の摂取の仕方や適量はどのくらい?
糖分の摂取を考えると、1日200cc以下にした方がいいでしょう。
米麹の甘酒は、コップ一杯で大体160キロカロリーですが、酒麹の甘酒は砂糖が加わっている分、少しカロリーが高くなります。
ダイエットをしたい方、血糖値が気になる方は、湯飲み一杯程度にすると65キロカロリーくらいなので、量を減らした方がいいですね。
甘酒の飲む温度はどのくらいにすればいい?
甘酒の飲み方は色々ありますが、冬であれば温めて飲む方がほとんどだと思いますし、夏であれば冷たくして飲む方もであれ多いと思ます。
冬場は体が冷えているので、温かくして飲みたくなりますが、温める温度には注意して下さい。
70度くらいの温度になると酵素の働きが止まってしまうので、温めすぎず60度くらいの温度が適温です。
というのも、60度は酵素の働きが一番活発になるので、効果が一番あるからですね。
もちろん、冷たいまま飲んでも効果はありますが、温めて飲む方がより効果があるのでお勧めです。
まとめ
今回は甘酒に関して書いてきましたが、健康や美容は1日してならずなので、甘酒を毎日摂取したいところです。
しかし、手ごろに手に入る市販のものを購入すると割高になってしまうので、自宅で作ることをお勧めします。
スーパーに行けば米麹や酒粕は簡単に手に入りますし、炊飯ジャーがあれば簡単に作ることができますので、ぜひ試してみて下さい。
また、毎日摂取するにしても単純に甘酒だけでは飽きてしまうと思うので、レシピを作って味を変えると飽きずに続けられますよ。
ヨーグルトに混ぜて食べたり、豆乳と混ぜて飲んだりするのは手ごろでお勧めです。
甘酒で健康な体、そして美容効果できれいな肌を手に入れましょう。
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